劇場公開日 1959年4月12日

私は貝になりたい(1959)のレビュー・感想・評価

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3.5無知と無力

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿

大戦末期にありながら日本海軍の秘策を語り合う人たち。恩赦を待つばかりと楽観的な死刑囚の見送り。フランキー堺の表情には悲壮感も悟りも表れない。ただ与えられたその日々を過ごす。大きな社会の仕組みの歯車に無力に轢き込まれる。彼が無知だからではない。器用に逃げおおせるものもいるかも知れないが、大多数は自らでは及ばぬ巨大な不条理に巻き込まれる。
70年前の話としては片付けられぬ話。不条理は今も個人を踏みにじる。

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Kj

4.0不条理の極み

2022年4月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

戦争そのものに於ける不条理もさることながら戦争終結後の不条理の極みを極めてコントラスティックに描き出しおり秀逸である‼️

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mark108hello

4.0フランキー堺だがシリアス

2019年11月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

赤かぶ検事のフランキー堺しかろくに知らない若輩者だが、それゆえフランキー堺は喜劇人だと思っていた。こういう役もあったんですね。銃剣突撃させられる兵卒の悲哀。こんなんで戦犯にされたら浮かばれねぇや。

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さすまー

5.0戦争という名の理不尽

2019年3月13日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

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しゅうへい

4.5民主的な軍隊なんて存在しない

2018年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

中学生くらいの時に、SMAPの中居くんが主演のリメイク版が流行っていた。その当時は「私は貝になりたい(特にホタテ)」なんて言って茶化していたけど、原作がこんなに胸に刺さる作品だとは思っていなかった。東京裁判では、実際に二等兵で死刑になった人はいないそうだが、何が何だかよくわからないままに戦争責任を追及されて有罪になってしまう理不尽さ、悲惨さはこの作品が表しているものと共通しているように思う。「だから東京裁判は不当で、亡くなった方は是非とも靖国にまつらにゃいかん」ということではなくて、戦争に負けるというのはこういうことなのだ、という一つの例示であり、強く戦争に反対するメッセージを伝えるものだと私は理解した。

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a0064

4.5戦争の怖さと罪深さが押し寄せてくる。最後のシーンとセリフが忘れられない。

2016年1月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

戦争の怖さと罪深さが押し寄せてくる。最後のシーンとセリフが忘れられない。

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tsumumiki