ごめん遊ばせ花婿先生

劇場公開日:

解説

女権優越の町の高校に赴任して来た独身教師がまき起す恋愛騒動を描いた喜劇で、原作は宮崎博史の平凡連載小説。「都会という港」の舟橋和郎が脚色、「共犯者」の田中重雄が監督、新人・渡辺徹が撮影した。「娘の冒険」の菅原謙二・叶順子に、「踏みはずした春」の左幸子、それに紺野ユカ・田中春男・穂高のり子らが出演。

1958年製作/98分/日本
劇場公開日:1958年11月22日

ストーリー

海沼拓也が目高高校に赴任した夜、宿を間違えて赤線の転業旅館に泊ってしまった。そして温泉マークというアダ名をもらった。この学校では土地柄だけあって断然女生徒の方が勢力が強く、男生徒は教室の隅で縮こまっている。これをみた拓也は男生徒のために相撲を教えた。美人で頭のよい、全校生徒のアイドルである村田先生は、強情でことごとく拓也と衝突した。拓也はお寺に下宿した。寺には出戻り娘の光子がいて彼女は拓也に好意を寄せた。女傑の綿引校長は拓也と光子を結婚させようと、料亭若葉で拓也の人物テストをした。そこで拓也は目高高校出身の芸者鈴子に惚れられた。拓也の人気はしだいに高まり、女生徒からラブレターをもらったり、村田先生とも仲艮くなり男生徒も男権確立に成功した。関西方面に修学旅行に行くことになったが、拓也は残った。旅先で村田先生が盲腸炎にかかり、拓也が駈けつけて必死の看病。その結果村田先生は拓也に恋をうちあけた。しかし、病気がなおった村田先生は、銀行の頭取の息子隆一と見合をすることになった。生徒たちは、拓也をはげまして村田先生を連れ出し二人の真意を語らせることに成功し、二人はしっかと相抱くのだった。隆一は取巻を集め腹いせに拓也を襲ったが一蹴された。拓也は生徒の中田や大木たちを引き連れ、県下の高校相撲大会に出場した。準決勝まで進んだ時宿泊費がなくなり拓也は考えこんでしまった。それをみた中田の父は、急いで目高市に帰り市会を開いて、全市をあげて応援することに決めた。おかげで決勝まで進んで惜しくも敗れた。市に帰った選手を迎えるパレード、オープンカーに乗った拓也と村田先生をみて、鈴子はそっと涙をぬぐった。

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