世界は恐怖する 死の灰の正体

劇場公開日

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解説

「生きていてよかった」「流血の記録 砂川」(編集)の亀井文夫が、原水爆実験が生み出す“死の灰”の恐るべき実体を伝え、全世界の良心に訴える長篇記録映画。各大学、研究所の多くの科学者の協力により完成されたもの。解説は亀井文夫戦前の名作「信濃風土記・小林一茶」で組んだことのある徳川夢声。16ミリ。

1957年製作/82分/日本
配給:三映社

ストーリー

清らかな水の中で熱帯魚ブルー・グラーミーが、自分たちの生命を子孫に分け与えるため美しい性の営みをつづけている。だが--。これの営みの上に暗い影を投げる“死の灰”、二十世紀科学が生んだ原子力は、一歩誤まれば人類を絶滅にみちびく悪魔の化身となりかねないのだ。朝、元気にラジオ体操をする子供たちの大きな深呼吸とともに、またはチリや雨水にまじって田、畑の土に、稲に野菜に牛乳に……、そして人体に“死の灰”は、しのび込む。“死の灰”--ストロンチウム90を、飲んだネズミは、肺に流し込まれた兎は、骨にたまり骨ガンや白血病をひき起す。死んだ人の骨を焼いてみると成人より幼児に多いという。広島で原爆にあった四十三歳の婦人のケロイドがガンに変った。放射線ガンの潜伏期間は七年から二十五年という。しかも、もっと恐ろしいのは放射線を浴びた親から生れる子供である。ショウジョウバエ、金魚を使っての実験が無気味につづく。広島、長崎の被爆した母親からの死産児や生れた後死亡した無脳児、単眼児などの奇形児たち。更に、知脳が全く発達しない“小頭児”と、驚くべき事実が紹介される。そしてこの“死の灰”は、若い男女が青春を謳歌する宮城前広場からも、気球や飛行機の飛ぶ高空にも満ち満ちている。「“死の灰”は人災である。人間がその気になれば……」。いますぐ実験を止めても、十年は増加の一途、六十年後はじめて今と同じ量になる、作者はこう結んでいる。

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