極楽大一座 アチャラカ大当り

劇場公開日:

解説

「極楽大一座 アチャラカ誕生」の続篇。喜劇一座が前篇同様、珍妙なバレーなどを見せて笑いをふりまく。スタッフ、キャスト共、大体前篇と同様であるが八島恵子が抜擢されている他「お父さんはお人好し 優等落第生」の大泉滉、「鬼の居ぬ間」の清川玉枝などが出演している。

1956年製作/49分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1956年6月22日

ストーリー

「最後の伝令」で大当りを取った市川金十郎一座も、その後散々の不入りで興行主荒金にも見限られ、“からす座”へ移ることになる。一行を訪ねた元陸軍少将閣下古沢将監は、往途の車中でギャングすいませんの辰に売り飛ばされかけた娘道子を救った。一座では、かねて恋仲の川口とおせんが駈け落ちしてしまい、代役に頭痛鉢巻。止むなく古沢は道子共共、次の出し物“どんどろ大師”に出演を買って出た。一方、辰は親分の土井や姐御おときから大目玉。早速子分のキングコングやシャープらと道子を探しに出かける“からす座”の舞台では、おつる役の道子が客席に辰たちを見付けて大慌て。健之助が代役となったが母親お弓役の古沢は大弱りだった。だが二人の大熱演にギャング迄泣き出す始末となり、久しぶりに大入りの客から拍手が湧く。だが隣り町に大牧バレー団が来て客足はそっちに吸い取られた。そこでバレー団の様子を見に行った道子は辰に顔を見られてしまう。金十郎一座も対抗上バレーを興行することになり、名前も原爆バレーショウ“白狸の湖”。しかし楽屋に侵入したギャング達は舞台で熱演する道子の退場を待ち構えている。それを見つけた道子にギャング達や一座の連中も加わり、舞台から客席まで追いつ追われつの大騒動が始った。観客は、この珍趣向に大満足。ギャング達もすっかり気をよくして、姐御のおときに放り出された親分土井まで現われて一座に加えてくれと頼みこむ。やがて大八車に衣裳を積んだ金十郎一座が田んぼ道を通る。車の上には楽しそうな道子の姿。新しく一座に加わった土井や辰達も車を引いて次の興行地へ向って行く。

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スタッフ・キャスト

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