「現場で働く人が日の目が見れる匠の時代は来ないのか?」早春(1956) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
現場で働く人が日の目が見れる匠の時代は来ないのか?
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戦友たちは「俺たち、死なないで帰えれて良かったよな!」
赤線地帯がなくなった「神武景気」を彼等は狂乱するのだった。しかし、
主人公の奥さんは「あんなのがいるから、戦争負けちゃうのよ」
それでこうやって、敗戦後の日本は一時立ち直ったのだ。
つまり、煮ても焼いても食えない奴が生き残り、その好景気の底を支えたのだ。しかし、現在は。
結果論、神武景気は仮想であったし、赤線は青くなったし、サラリーマンは契約社員になっちまった。
そして「女性は自立はした」と言う口車に乗って、相変わらずの
「女は三界に家なし」なのだ。
追記
池田セイシン外務大臣?
ありゃりゃ、所得倍増の先生だよ。
この映画のテーマだね。アイロニーだね。
追記2
我が母は池○良さんの大ファンで、『カッコ良い』とか『爽やか』って褒めまくっていた。
それを聞いて、我が毒父は『スケベェリョウ』って言っていた。もっとも、浮気するような毒父ではなかったが、煮ても焼いても食えない奴だった。母にとってはね。
まぁ、日本はこうして温暖化したと思ってこの映画は見よう。
やっぱり、小津安二郎監督の空間は世界的に素晴らしい。
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きりんさんのコメント
2025年3月27日
マサシさん
なんて温かい家族のレビューでしょう。
小津組の映画を観ていると、やっぱり自分の家を思い出すんですよね。親のこと、あの頃の自分のこと。
ザ・ノスタル爺ーの きりんです(笑)