恋天狗

劇場公開日:

解説

「浮かれ狐千本桜」の八住利雄が脚色し「決戦天の橋立」の渡辺邦男、渡辺孝が監督、撮影を担当。「旗本退屈男 謎の怪人屋敷」の市川右太衛門、「変化大名 前・後篇」の花柳小菊のほか、千原しのぶ、龍崎一郎などが出演する。

1955年製作/86分/日本
劇場公開日:1955年1月21日

ストーリー

慶応三年。柳橋の名妓お万は与力佐川に追われる侍青井鬼太郎を助け、それ以来彼を恋する身となった。自ら天狗と名乗る青井は質商豊田屋の弟良次郎だが、旗本大桐家の株を買い、その娘雪江と結婚する事になっていた。所が佐川は友人半四郎と計り、良次郎に無実の罪を着せて捕え、菰包みにして大川へ投込み、半四郎が強引に大桐家の養子となった。雪江は家出し、自殺したという噂だった。佐川は良次郎の持参金三千両を半四郎と分けて着服し、この事実を知る牢番を殺した。これは七年前の出来事だったが、良次郎は生きていたのだ。彼は望まれて薩摩屋敷にはいり、倒幕運動に参加していた。彼を殺さねば悪事が露見するのを恐れて、佐川は良次郎の命を狙う。益満の企む御用盗の金品を更に奪いとる者があり、それは半四郎だった。佐川は良次郎の義姉お豊を偽手紙で誘い出して檻禁したが、お豊は弥太吉等に助け出される。佐川は更にお万を荒れ寺に連れ込み、半四郎等は豊田屋に押入って夫婦を斬り、それを薩摩屋敷の者たちの仕業に見せようとしたが、良次郎のために却って倒され、お万も無事に救われて悪人達は討ちとられた。

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