きんぴら先生とお嬢さん

劇場公開日:

解説

講談倶楽部連載「きんぴら先生」婦人倶楽部連載「お嬢さん」と鳴山草平の二つの小説より「めぐり逢い(1953)」の光畑碩郎が脚色し、「愚弟賢兄」の野村芳太郎が監督にあたる。撮影は「その妹」の森田俊保。「美貌と罪」の高橋貞二、淡島千景、「弁天横丁」でデビューした藤乃高子、大坂志郎、日守新一、高橋豊子、「妻の喜び」の小園蓉子、野添ひとみ、北龍二などか出演している。

1953年製作/98分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1953年8月5日

ストーリー

静岡郊外の花水女学院に新任して来た若い歴史教師坂田金平は、きんぴら先生とあだ名をつけられ、女学生間の人気者になった。彼は同じ下宿の数学教師山根五郎太や、小町先生と呼ばれている美人音楽教師の小野町子と親しくなった。小町先生を愛している山根にとって、彼女が金平に好意を見せるのは辛かったが、半ばあきらめの気持になった。三人は学校の封建思想を打破しようとして教頭の鳶野と反目する様になった。鳶野は県数育委員でPTA会長の照崎と通じて気の弱い森谷校長に何かと対抗した。やがて修学旅行の時が来て、鎌倉や東京へ行ったが、その帰途、照崎の娘で日頃我侭な振舞いの多い峰子の金が紛失し、嫌疑が葉子にかかった。彼女は貧乏で旅行に行けなかったのを、金平が教師達から寄附を募って同行させたのだ。彼女の姉の登美は金平の心の女性でもあった。帰校後、照崎との関係上教頭は強硬に葉子の処分を主張し、三人は極力反対して解決がつかないので遂にPTAの会合を開いた。ところがその最中、峰子が親友の万亀子にお金が失くなったのは嘘だと白状した為、級友一同は大喜びで会合の席に報告し、事件は解決し、明るい平和が学園を訪れたのだった。

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