びっくり六兵衛
劇場公開日:1953年1月3日
解説
東京映画目黒スタジオが「春の囁き」に次いで発表する作品で、製作は前作と同じく加藤譲。原作・脚本は目黒専吉で、往年「まぼろし城」「天兵童子」などの作品を発表した組田彰造が監督復帰第一回作品。撮影は「決闘の河」の栗林実。出演者は「トンチンカン捕物帳 -まぼろしの女-」の伴淳三郎、「芸者ワルツ」の旭輝子の主演で、エノケン一座の中村是好や、その他立花満枝、津山路子、小笠原章二郎などが助演している。
1953年製作/39分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1953年1月3日
ストーリー
美人を女房に持った桶屋六兵衛は、女房の浮気封じに「見透しだぞ!」と言うことを隠居から教えられたが、女房が信用しないので隠居とはかってインチキ「見透し術」を実演した。このことが評判になり殿様の耳にもはいり、奥方のなくなった鏡の在りかを見透すために城へ呼ばれる。三日の猶予をもらったが六兵衛に見透せる筈はなく、城を逃げ出そうとするが失敗する。鏡をかくした腰元千草が、その兄で医者の玄沢と六兵衛毒殺の相談をしているとき、傍で眠っていた六兵衛は女房が魚屋の太助と抱き合っている夢を見て思わず「見透しだぞ!」と叫んだ。驚いたのは千草で、この一言ですっかり六兵衛に罪状を白状してしまった。面目をほどこして城をさがつた六兵衛は心配していた女房と、世帯道具をまとめて他国へと旅立った。
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スタッフ・キャスト
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