あゝ青春に涙あり

劇場公開日:

解説

製作は佐藤一郎、「女豹の地図」の八田尚之の脚本で、「結婚案内」の杉江敏男が監督に当っている。撮影は「喧嘩安兵衞」の会田吉男。主な出演者は、「腰抜け巌流島」の森繁久彌、「足にさわった女(1952)」の池部良、越路吹雪、「春の囁き」の岡田茉莉子、「港へ来た男」の久慈あさみ、その他霧立のぼる、加東大助、久しぶりの徳川夢声など。

1952年製作/86分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1952年12月29日

ストーリー

銀座裏のフランス料理「マロニエ」の主人寛助は元駐仏大使大森伯のコックをしていたことが何よりの自慢で、今でも毎週御気嫌伺いに行っていた。というのは口実で、大森家は簡単にすまし二号の藤間静の処へ通っていた。息子の寛平はコックを手伝いながら、大学へ通ってハードルの選手をしていた。妹の加代は、寛助の後妻の連れ子で、行く行くは寛平と一緒にしたいと思っていた。しかし寛平は大学での仲良し佐々木辰美と結婚したいと思い誘われて田舎の彼女の家まで訪ねたが、辰美の父にそれを切り出すことが出来なかった。その汽車で知り合った女性マユミが大森伯の落胤とわかり、寛平はそのアパートへ出入りしている間にすっかり彼女に心を奪われてしまった。加代はマユミを毒のある花と思い辰美に寛平の反省をうながして貰おうとしたが辰美はそんな寛平とは絶交だといい、加代は自分でマユミのアパートを訪ねようとして自動車にはねられた。こんな出来事で、加代の寛平を想う心が辰美にも、またマユミにもわかった。マユミは結婚をしてくれという寛平をすげなく追いかえした。傷心の彼を慰めてくれるものはやっぱり加代しかなかった。寛助は思い通りに寛平と加代とを結ぶことが出来て、ほっとして静に肩のこりをもみほぐして貰っていた。

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