「タイトルなし」ひめゆりの塔(1953) チネチッタさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし
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白梅学徒隊の話を演出した監督や脚本家はこの映画見てんだろうね。
山根軍医の
「生き残れ」と言う言葉がやはり無視されて、戦争の悲惨さをアメリカ軍からの攻撃による悲劇だけとしている。
このパターンが敗戦後の戦争に対する定石になってしまう。
しかし、亡くなった学徒隊は80%が自決である。
つまり、山根軍医の様な考えの持ち主が少なかったんだろうね。
追記
水浴びする時、なぜ見えない?
って思った。
と言うよりも、意図的な演出なんだと感じた。
まぁ
サンフランシスコ平和条が1952年に結ばれ、実質沖縄を残して日本が独立できた一年後の映画だから仕方ない部分があるが、それにしても、他の表現方法は無かったのだろうか。
沖縄がヤマトンチュに返されるのは1972年。20年もアメリカ領なのだ。そして、1975年にお祝いとして、海洋博が開催される。昭和50年の事。ベトナムがアメリカに勝って50年。そして、今年は昭和100年。ウチナンチュはヤマトンチュになれたのだろうか?
まぁ、1分30秒位の短篇。
みんな死んでしまうのに誰の視点なんだよ!
つまり作られた完全なフィクション。
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