モンテンルパの夜は更けて

劇場公開日:

解説

製作は瀧井孝二と青柳信雄の共同製作で、「トンチンカン捕物帳 -まぼろしの女-」の八住利雄がオリジナル・シナリオを書き、「水色のワルツ」の青柳信雄が監督に当っている。撮影は「母を恋う歌」の小原譲治。出演者の主なものは「美女と盗賊」の東野英治郎、北林谷栄、「稲妻(1952)」の香川京子、「泣虫記者」の上原謙のほか、花井蘭子、山内明その他の助演者たちである。

1952年製作/82分/日本
劇場公開日:1952年10月9日

ストーリー

元陸軍少将河井幸三は、いまもって水師営の歌を愛唱する頑固一徹な老人であったが、比島に戦犯死刑囚として残されている次男正一の帰りを唯一の願いとしていた。正一は戦時中挺身隊で働いていたとき、美津子と知り合い、彼が学徒出陣で急に出征した後、美津子は彼の希望で、留守宅の河井家へ嫁し、それ以来帰る希望のない正一を待つ忠実な嫁として幸三に仕えて来たのだった。美津子は実家へ帰ると、妹春恵からは、彼女の立場がていのよい河井家の女中だといわれ、美津子自身も時には自分の生活に自信を失うことがあった。正一の兄道夫は、美津子の理解者であり、同情者であって、彼の支持で美津子は英会話の夜学に通い、そこで小学教員の井野圭介と親しくなった。圭介は美津子を愛するようになり、美津子も彼に好意を持ったが、その事をひどく幸三に詰られ実家に帰った美津子は、やがて、自分と同じく一人息子を守って夫の帰りを待つ君枝の姿を見て、待っているのは自分だけでないことを思い、心現れて、再び正一への慕情を新たにするのであった。

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