風ふたたびのレビュー・感想・評価
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当時の10万円は今の200万円くらいか・・・
新聞ネタにまでされ、父久松が疑われた香菜江。誤解を解こうと、意を決して被害者の道原に会いに行く。香菜江が亡くなった妻に瓜二つだったため、彼女に興味を持つ道原。やがて、道原の会社に誘われる。やがて北海道の野菜作りに興味のある久松教授の部下であった宮下をも会社に誘う。
後妻にまでと考えていた道原だったが、プロポーズもぎこちない。一方、宮下も会社に誘われたことによって化学者としての道を新たに誓う。二人の男とはいっても年齢差ありすぎだが、その二人の間で揺れるおんな心。要はメロドラマなのだが、まだ戦後混乱期の一面を見せる中で自立といったテーマ。そして自分の道を選ぶという自由な気風も見え隠れする。
池辺良と山村總という男前にデレデレしっぱなしの原節子。美しいというより、恋心が見えたりプライドがあったり、ちょっと支えたくなるようなタイプの女性を演じていたなぁ。よくわからんけど。10万円盗難事件により二人の男性に知り合うという珍しいパターン。
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