劇場公開日 1960年8月30日

「久々にまともな岡田さん。」「青衣の人」より 離愁 黒津さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0久々にまともな岡田さん。

2018年9月20日
iPhoneアプリから投稿

この時代の日本映画でしかも佐田啓二さんのような俳優がエロエロな役なわけがない。それでもエロさを感じたと言いたいところだけどそれもなかった。ある意味アクの強い顔同士(佐田さんと岡田茉莉子さん)の絡みだから濃ゆすぎてエロさを感じなかったのかもしれない。いえ、それ以上に、二人の気品がエロさより勝っていたのかもしれないです。もっとエロエロな佐田さんを観てみたいものだなぁ。

黒津
黒津さんのコメント
2018年9月29日

お二人をよく理解なさってますね。まさにロボですよ、ロボ!
基本、無表情ですしね。だが、そこがいい。そうですよね、そこに居るだけである意味、空気が変わってくるような俳優って貴重ですよね!

黒津
PWさんのコメント
2018年9月29日

やはり二人とも、ある種の演じるロボットなんでしょう。ロボットになれる俳優は、本当に稀有な存在です。何てったって、そこに居るだけで、雰囲気を醸し出してしまうんですから(笑)。

PW
黒津さんのコメント
2018年9月29日

そうそう!そうですよね!秋刀魚でも共演されてましたね。同じ二人でも、倦怠期な?夫婦も演れるし、不倫の切ない二人にもなれる、どちらもありですがやはりこの二人の美しさだと所帯じみた夫婦より、不倫関係のほうがしっくりきますね。しかし、それには色気が足りない。そう!ナマナマしさが無いんですよね。そうそう!完璧すぎる容姿のせいでしょうか。

黒津
PWさんのコメント
2018年9月27日

あの二人では完璧すぎるのかもしれないですね。肉感やナマナマしさから程遠い…だからこそ素晴らしい方々なんですけどね。
本作は未見ですが、このお二人といえば、小津安二郎監督「秋刀魚の味」の、アパートでゴルフパターを欲しがる夫の佐田さんと、それを許さない妻の茉莉子さんとの滑稽なやり取りを思い出します。

PW