砂漠を渡る太陽
劇場公開日:1960年8月24日
解説
斎木和夫の「砂漠都市」を「男対男」のコンビ池田一朗と小川英が脚色し、「第三の疑惑」の佐伯清が監督したもので、終戦間近い満州を舞台にしたドラマ。撮影は「警視庁物語 血液型の秘密 聞き込み」の三村明。鶴田浩二の東映入社第一回作品。
1960年製作/96分/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年8月24日
ストーリー
昭和二十年七月、熱河砂漠の真只中にある平邑という街。ここにただ一人の日本人である曽田という青年医師が住んでいた。彼は阿片中毒の患者たちの治療に精根を傾けていた。ある日娼婦の馬華香を、奉天の有力者元井社長の協力によって救った。華香は看護婦として曽田の許に住みこむことになった。平邑に流れてきた旅人、露人ロスキーが発病した。彼を診察した曽田は、そこで石田と名のる日本人に対面した。石田とは、日本人馬賊石上静山であった。これを見破っていたのは、やはり馬賊の、日本人を増悪する黄だった。平邑に、突然伝染病が発生した。ロスキーの病気がそれだった。曽田は街の封鎖を指令した。が、旅人相手の街にとって封鎖は死活問題である。曽田と黄とは丘の上で格闘した。黄は敗けたが、不思議に曽田に友情を感じた。疫病は蔓延した。曽田は奉天の元井社長に予防薬を依頼した。伝染病は予防薬のおかげで下火になった。ある日突然、日本軍の憲兵隊が街へのりこんだ。先頭にいるのは、元井社長、実は元井特務機関。黄らが捕えられた。同胞の正体を知った曽田は、激しくゆらぐ心を静山にとめられた。静山と元井は二十年来の仇敵同士で、軍部に反抗する静山は、政府の財宝を横領して逃亡中だったのだ。--ソ連参戦の報がとんだ。静山は疫病で死んだ。元井は平邑を去った。その行く手に、馬賊の一隊が待ちかまえているのも知らずに。
スタッフ・キャスト
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曽田力鶴田浩二
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石上静山山村聰
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黄伊藤雄之助
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元井山形勲
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人見中山昭二
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梁高倉健
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崔花沢徳衛
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イワノフ永田靖
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ロスキー岡田眞澄
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李富田仲次郎
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街長神田隆
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呉曽根晴美
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洪山茶花究
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足川大村文武
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木村長谷部健
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華香佐久間良子
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秀麗久保菜穂子
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馬加藤嘉
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芳春不忍郷子
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明陽市川正則
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小愛岩屋洋子
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ターニャジュディス・ビンズ
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芳小姐歌川まゆみ
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承徳院医師石島房太郎
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将校関山耕司
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巡査須藤健
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洋車夫沢彰謙
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マントオ売りの婆北原路子
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やり手松岡葉子
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クーニャンA伊藤慶子
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クーニャンB島村竜子
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馭者最上逸馬
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警備員多麻井敏
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男牧野狂介
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男三重街竜
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女飯島淑子
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女清水みや子
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憲兵北山達也
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憲兵飯島与志夫
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阿片窟の男北川巧