お嬢さんの散歩道

劇場公開日:

解説

関屋清・浦山桐郎の脚本を「僕は泣いちっち」の堀池清が監督した明朗青春物語。「特捜班5号」の藤岡粂信が撮影した。

1960年製作/50分/日本
原題または英題:The Stolen Kiss
配給:日活
劇場公開日:1960年6月25日

ストーリー

郊外の高級住宅地の里見家、主人の英輔は生命保険会社の部長、妻の華子は日本舞踊の師匠。子供がないので姪の靖子を引きとって三人暮し。家の主権は華子が握っている。新しい女中のまり子が雇われ、仕事ぶりが華子の気に入った。華子は創作舞踊発表会で、靖子に見合をさせようとしたが彼女はすっぽかした。まり子の日課に犬のパイパーの運動があった。仕事が縁で宏平と知合った。町内の愛犬コンクールの日、宏平はまり子に胸のうちをうちあけた。とにかくデイトには成功した。一方、靖子にも意中の人があった。相手はアルバイト学生の青野だ。おじさん夫婦は許さない。しょげる靖子をまり子はなにかと励ました。英輔はまり子のおかげでダービーの穴を当てた。そこでまり子は彼に青野を紹介した。機会をみて華子に話をつける相談が出来た。まり子には靖子を狙う好色な週刊誌の記者丹羽を撃退する仕事があった。まり子は丹羽にモーションをかけ、彼がいう華子の悪口をテープにとった。これを聞いた華子はカンカンに怒り、靖子も青野のことをうちあけた。華子のヒステリーは最高潮。しかし、まり子や英輔の説得に華子は自分の非を認めた。あとは見合の相手を断るだけ。まり子が代役で御本人に会うことにした。なんと相手は宏平だった。宏平はまり子を里見家の令嬢だとばかり思っていた。これで万事はめでたしめでたしというわけ。

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