拳銃を磨く男 呪われた顔

劇場公開日:

解説

“拳銃を磨く男”シリーズの第三話。島田一男の原作を「拳銃を磨く男 あの女を探せ」の小川正が脚色し「危うしGメン 暗黒街の野獣」のコンビ伊賀山正光が監督し、福島宏が撮影した。

1960年製作/61分/日本
配給:東映
劇場公開日:1960年4月12日

ストーリー

早春の埠頭に顔を滅茶苦茶に崩された惨死体が上った。被害者の手がかりはペイ患者であることしか分らない。顔の復元が彫刻家横田によって進められた。加下刑事は横田家に出入りするうち、その一人娘陽子と知り合い、互いに好意をもち合うようになった。何者かが横田家を襲い、首の像を砕いて暗闇の中に逃げ去った。失望する加下に、陽子が首の像を写した写真を渡した。それをもとに捜査が活発化した。写真と瓜二つの青年健という男がヌードスタジオにいるという報告が入った。この男は被害者山西の兄だった。香港の麻薬ボスから日本へ組織網をひろげる麻薬団を監視する使命で日本に来たのだ。また健は弟の復讐をも誓っていた。弟のボスであった除永彰の許へ出没した。山西は、除の情婦順子を伴って香港へ逃亡しようとする寸前、除の命でその子分大木によって殺されたのだ。一方、加下は陽子とヌードスタジオを内偵していたが、モデルの秋子のペイの発作現場を見た。捜査の糸口を掴もうと秋子のアパートを訪れると、秋子は殺されていた。追いつめられて来たことを知った除は、健と順子を監禁した。健は弟と同じように順子を愛していたのだ。身の危険を知った順子は加下に連絡していた。烈しい攻防戦。健は弟の仇大木とうち合い、二人は死んだ。除一味は逮捕された。加下は順子をいたわり、健の死体に合掌した。

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