黒潮秘聞 地獄の百万両

劇場公開日:

解説

野村胡堂の『南海の復讐王』を「命との対決」の鈴木兵吾が脚色し「柳生旅日記 竜虎活殺剣」の萩原遼が監督した娯楽時代劇。「かくれた人気者」の石本秀雄が撮影した。

1960年製作/98分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1960年4月15日

ストーリー

天保年間、時の権力者、水野越前守と鳥居甲斐守は、金座改め役後藤三右衛門と図り、野望の邪魔になる榊原美濃守と矢部駿河守、および駿河守の次男源三郎の養父・篠屋利兵衛を殺した。そのうえ、三右衛門は源三郎の許婚百合を息子金五郎の嫁にした。実養父、さらには実母律と兄源一郎まで殺され、恋人を奪われた源三郎の怒りは爆発した。後藤の家にのりこんだ。しかし、剣士畷彦四郎が立ちふさがり妨害された。浪切竜太夫や鰐の道八に追われる身となった。源三郎は伊豆の石室崎に達した。そこで、同じ境遇にある榊原の娘文姫とめぐり合い、養父の残した百万両とともに、琉球に向って姿を消した。--弘化元年春のこと。長崎の港に、琉球国王の正使・按司尚憲が上陸した。尚憲こそ復讐の念に燃える源三郎であった。そばに寄り添う人は文姫である。源三郎は尚憲のほかに琉球商人伊平屋安輝にも変装して機会をうかがっていた。一行が大阪に到着した時、本ものの尚憲や伊平屋と対決するハメにおちいった。しかし、情ある本ものの計いで事なきを得、江戸表へのりこんだ。源三郎はもてる金力、知力をつくして復讐を遂げた。父の残した水野、鳥居一派の「非曲調べ書」を将軍に献上、源三郎は文姫とともに琉球へ向った。

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