朱鞘仁義 お命頂戴

劇場公開日:

解説

藤田五郎の原作『姐御』を、青山剛が脚色し、「博徒無情」の斎藤武市が監督した新シリーズ。撮影は同作の萩原憲治。

1969年製作/92分/日本
配給:日活
劇場公開日:1969年12月17日

ストーリー

“朱鞘の愛”と異名をとる紺野愛は一宿一飯の義理から滝川清吉を刺した。清吉は息子清治と娘加代の処遇を愛に頼み他界した。それから数年、刑を終えた愛は、加代を探しに四国高松に渡った。その船中で、愛はイカサマ賭博のいさかいから清治を救い、乗り合わせていた一匹狼の博徒五代とも知り合った。その頃、高松では海津組と分家すじの高政組が敵対し、険悪な空気が流れていた。愛は清治が世話になっている高政組にわらじを脱いだが、組の評判はよくなかった。高政の縄張下にある遊廓では、小雪が海津組の桐野を愛するが故に因縁をつけられ、桐野は彼女を足抜きしたことからむごいリンチを受けた。愛と清治は、小雪から加代が胸の病で死んだと聞かされ、世話になった小雪と桐野の身柄を引受けようとしたが、高政に冷たくあしらわれた。やむなく愛は刺青を見せて強迫、丁半勝負でケリをつける段取りになった。丁半一発勝負で、愛は勝った。清治はイカサマ賽で愛を勝利に導いたが、高政には知れてしまった。一方、海津組では近づく八幡宮の花会の壷振りがおらず困っていた。愛は親分の苦境を知り壷振りを申出て、花会に出た。だが、高政の代貸雲井は愛の賽をすり変え、イカサマだとアヤをつける始末、その窮地を救ったのは五代だった。相次ぐ失敗に業を煮やした高政は貸しのある清治に海津組の祝親分殺しを命じ、清治は単身祝を襲い、わざと刺されて死んだ。祝が高政のやみ討ちにあったのはそれから間もなく。愛は助っ人を申入れた五代とともに、高政を倒した。

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