夜の歌謡シリーズ 悪党ブルース
劇場公開日:1969年8月27日
解説
川内康範の原作『悪党』を「夜の歌謡シリーズ 港町ブルース」の成澤昌茂、鷹森立一のコンビが脚色、監督を担当したシリーズ第七作。「日本暴力団 組長」の仲沢半次郎が撮影を担当。
1969年製作/88分/日本
配給:東映
劇場公開日:1969年8月27日
ストーリー
三輪田孝は、銀座のクラブ“ブルー・シルク”の引抜き屋だったが、今では宝石商・名取かのをパトロンに、商業写真家になっていた。孝には大場露子という女がいたが、同じ引抜き屋の銀座の小鉄に譲り渡してしまった。が、一年たった今でも彼女を忘れられずにいた。そんなある日、孝は、横須賀で外国人バーのホステス・サナエを助けた。その夜、サナエが孝のアパートを訪ねて来た。早速、サナエをベッドに誘ったが、情事の最中、かのからかかった電話に、サナエが出てしまい、一切がバレて孝は大事な金づるを逃してしまった。自由の身になった孝は、露子に逢いに神戸に向かい、露子とよりを戻した。露子のいる大阪北新地のクラブで、孝は、偶然、小鉄に会ってしまい、売春あっせんでタレ込んだ仕返しに、袋叩きにされた。銀座に戻った孝は、“ブルー・シルク”にふたたび雇ってもらえなかった腹いせに、かつての女で、今は“ブルー・シルク”の社長・奈良部の情婦ミチの持った店“ミッチー”へ“ブルー・シルク”のホステス引き抜きを始めた。その上、店の権利書を偽造して売り飛ばしてしまった。それを知った奈良部は、小鉄に孝を殺させようとした。乱斗中、サナエが小鉄を刺し、難を免れた孝は、サナエの本心を知った。それから孝は、露子に別れを告げた。