劇場公開日 1967年6月10日

「人生は夜間飛行」ひき裂かれた盛装 柴左近さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0人生は夜間飛行

2020年11月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

萌える

人生は夜間飛行と同じで、自分自身が勝手に定めた星を目指して飛んでいく。その星以外に目印はなく真っ暗だ。
成田三樹夫は星を作らないようにしているが、安田道代は奔放に見えてしっかりと自分の星を見据えている。復讐を誓い生きてきた藤村志保は復讐を果たした後、目的を失ってしまった。お金も手に入れ美貌もあるのに幸せになれない。いやぁ、傑作。
昔の映画の方が本当に自立した人の描きかたが上手い。

貴重な成田三樹夫主演作、是非円盤化を!

柴左近