ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗のレビュー・感想・評価
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少年に正しさを教える
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1964年の映画で、翌年からV9が始まっている。長島さんがラジオで少年たちに、なんでも自由ってわけにはいかない。決まりを守ってこその自由だ。野球で言えばフェアプレイだね。というような、少年に正しさを教えようとするような姿勢がある。その後で川上監督が目の不自由な少年たちに長島を合わせたり、ぐれてしまった少年を車で送ってあげてしっかりやれよと言ったりと、正しい大人としての姿勢を見せようとしていた。けっこう藤田元治さんも川上監督もセリフがあって、逆に現在はやらない、現役野球選手がチームごとに映画で演じてしまうという映画だ。フランキー堺とか伴淳三郎とか、当時の喜劇シリーズの面々が脇を添えている。千石規子さんが若くてしっかりしていたり、大空真弓さんがまるでアイドルと言うように、さすが1964年である。実に53年前の映画か。王さんや柴田さんもけっこう声を出しているし。広島のコバ選手というセリフは、古葉監督か?王さんもけっこう演技しているが、けっこう線が細いように見えるのによくあんなにホームランを打ったものだ。広岡さんもいるし。舞台は1963年で優勝した年だった。当時を知る人はとても詳しいだろうが、私の生まれる前の出来事である。ただ野球の人も芸能人もその後の繋がりでとびとびにわかるし、若い頃だから若いなと思ってみられた。私が子どもの頃でもこの選手たちはベテランとしてだが活躍を続けていた。けっこう50歳という私の年齢の人達はここら辺ともぎりぎりなのか繋がりがわかったりするであろう。
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