結婚作戦要務命令

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解説

竹森一男原作“女中天下”より「悪名高き ろくでなし」の若井基成が脚色「アカシアの雨がやむとき」の吉村廉が監督した風俗ドラマ。撮影は「赤い靴とろくでなし」の峰重義。

1963年製作/日本
配給:日活

ストーリー

今日も夕暮れの駅前商店街を人混みにまぎれて、泉家のお手伝いさん立花マリの顔がある。その晩は泉家のお嬢さん節子の二十一回目の誕生日。夜パーティーの料理を運んで細々とおニギリを頬ばっていると、夕方市場で助けた野良犬が居るのを見つけ、そっと隠まってやった。一方、駅前商店街の女店員仲間は、近く開店する戸井田酒店の店員に大変な期待をかけていた。開店当日、表玄関から御用聞きに現われた噂の店員正一にはマリも度肝を抜かれたが、男らしい態度に好感を抱いた。その直後、ムショ帰りの押売りに居すわられたが、マリの真のこもった暖かい同情にほだされさし出された百円をもらって、涙乍らに立ち去った。これも、先日許しを得て飼っている犬シロのお陰だと主人には言い、買物にはシロを伴なうようになった。節子の恋人はパーティーで金魚を贈った五郎で、二人は相思相愛。だが、母は気乗りがせず、節子を良家の男性と交際させたかった。その頃、範子の父は経営がうまくゆかず、金ぐりに悩んでいた。ある日、大会社社長の御曹子鶴田から、節子に結婚の申し込みがあった。マリがかつて一流の財界、芸能人のパーティーに節子から頼まれて代役で出席したとき、見染められたのだった。事情を知らない主人の初之輔は、金づるを逃がした口惜しさにマリを叱った。そんなある日、いつかの押売り権次が来て、四百万円マリに手渡した。あの百円が宝クジで特等を当てたのだ。マリはこれを主人の経営不振に役立たせた。正一がマリにプロポーズしたのはそれから間もなくであった。勿論、節子と五郎と婚約を無事成功した。

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