お姐ちゃん三代記
劇場公開日:1963年12月8日
解説
「ハワイの若大将」の田波靖男のオリジナル・シナリオを「妻という名の女たち」の筧正典が監督した喜劇。撮影は「あの娘に幸福を」の飯村正。
1963年製作/84分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1963年12月8日
ストーリー
おきゃんで、おチャッピーで、明るいお姐ちゃん--おハネこと立川美香、おメソこと中山絵里、おチャラこと高野花世は、無類の仲好しで、石切カントリークラブのキャディ寮の一室に共同生活をしている。今日も早くから、三人のマダム連が彼女達を待ち受けていた。ゲンスイの名をもつ山本雪江、シキブの名をもつ草刈充子それにイシマツの石橋景子の三人である。少女歌劇を夢みているようなチャンバーを相手にほうほうの態で帰ってきた三人は寮にある花嫁学校で、勉強にいそしむことになった。講師は生理学担当のパンチこと金丸令子、料理担当のピンチこと甘利園江、美容体操のセンチこと糸川重子である。ここでもお茶目で明るいお姐チャンぶりを発揮して講師連を煙にまくしまつ。一方、その晩六本木のお茶漬屋「花苑」では、雪江、充子と共に景子がダンナの浮気偵察に来た。そこの娘ピンチが、あらぬ疑いをかけられ、ちょうどそこにいたパンチ、センチも加わって三対三の嵐を呼ぶ気配、そこへ来会わせたおハネ、おメソ、おチャラの三人、景子に中華料理店「三小姐」につれていってもらい、そこでスーダラサラリーマンの姿を見せつけられた三人、一転して、パリでお茶漬屋を開くことを思いつき、分担してお茶漬研究を始めた。ここで偶然にもおチャラ、おメソはハンサム青年宇佐美澄人に会い、またお茶漬研究にナイトクラブにいたおハネもこのハンサム青年、実は当クラブ専属のプロゴルファーに助けられ、三人と親しくなった。ところが、雪江、充子、景子の三人がお金に物言わせていいよるのをみて、パンチ、センチ、ピンチも加わって三大お姐ちゃんのワンパク合戦が始まった。