性の変則

劇場公開日:

解説

大蔵貢原作を「海女の怪真珠」のトリオ、金田光夫の脚色、小林悟の監督で撮影は岩橋秀光。

1963年製作/69分/日本
劇場公開日:1963年4月25日

ストーリー

女子大生西田陽子はかねてから相愛の大川友彦と婚約した。その夜、二人は友人達とナイトクラブヘ繰り込み、そこで陽子はダンスの巧みなスミスという外国人を知った。紳士然とした彼が間もなく豹変するとも知らず、陽子は誘われるままデイトを重ね、関係を結んだ。友彦は陽子の心変りを責めたが、彼女はスミスを忘れられなくなっていた。だがある日、スミスは帰国するからと電話を寄こしたきり、彼女の前から姿を消した。陽子に亡妻の面影を見て実の娘同然に可愛がってくれる勝山の励ましもあり、病に侵された身体も全快したが、陽子の心の傷手は拭いきれなかった。一方、友彦は陽子の親友春美と関係を結ぶが、彼女は学資稼ぎにコールガールをやっている奔放な女だった。スミスの友人と称する外国人から電話を受けホテルへ出向いた陽子は、またもや暴行された。絶望した陽子は自殺を図り、未遂に終ったが妊娠を知らされた。その後、ようやくたち直った彼女は勝山の奨めもあり、赤ん坊を産む決心をするのだった。

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