用心棒市場

劇場公開日:

解説

「浪人街の顔役」の結束信二がシナリオを執筆、「新選組血風録 近藤勇」の小沢茂弘が監督した股旅もの。撮影は「狐雁一刀流」の山岸長樹。

1963年製作/86分/日本
配給:東映
劇場公開日:1963年6月22日

ストーリー

旅鴉あかねの弥之吉とはやての新吉の初対面は、ある貸元の家であった。血の気の多い新吉は、自分より腕の立つ弥之吉が気に入らない。隣の宿場では、千石屋十兵衛らが酒造組合を作っているが、見附の寅五郎が子分二人をつれて現れたので、戦々兢々。というのも寅五郎が十兵衛の女房に横恋慕したあげく殺害、目明し矢車親分に捕えられて島送りとなっていた極悪人だからだ。二代目目明し矢車の清吉は復讐を恐れ、生きた空もない。寅五郎は酒造屋を次々とゆすり回る一方、呉服屋の美しい女房おときを手ごめにした。おときは自害、良人の金市は半狂人になった。力自慢の熊吉や浪人金井甚左衛門か清吉の助勢を申し出るが、寅五郎に歯が立たず退散した。その金井から弥之吉の噂を聞いた新吉の頼みで、妹お加代と十兵衛の妹おきぬは、隣の宿場へむかった。が、「揉めごとはごめんだ」と、弥之吉はおきぬの言葉に応じない。一方、お加代に弥之吉と間違えられた新吉は、あっさり引き受けた。そのころ、三好屋の店を横領した寅五郎は大口取引きに必要な書類を手に入れる手段として、十兵衛の受娘お澄を誘拐した。思い返して清吉の家へ駈けつけた弥之吉は、敵方に回った新吉の改心から寅五郎一味を斬り伏せることができた。翌朝、十兵衛らに見送られて、弥之吉と新吉は肩をならべて当てのない旅に出るのだった。

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