腰抜けガン・ファイター

劇場公開日:

解説

「悪名高き ろくでなし」の若井基成と林弘明が共同で脚本を執筆、「さすらいのトランペット」の野口博志が監督した青春喜劇。撮影は「ポンコツおやじ」の山崎安一郎。

1963年製作/75分/日本
配給:日活
劇場公開日:1963年4月24日

ストーリー

「平和ランドリー」の新米店員庄吉は真面目でお人好し、先輩の平助、又作に利用されいつも貧乏クジを引いている。この店のキカンボウ息子正夫のお相手から、食卓の給仕役、忙しい日課が待っている。ある日商売一途の主人は最近の不景気に頭を痛め、三人におふれを出した。この一週間で一番よい成績をあげたものに娘のユリをくれてやる、と。翌日からの涙ぐましい御用聞き合戦、雑用に追われいつも後手を踏む庄吉の成績は下るばかり。その上結託した二人にお得意先を奪われる始末にユリも堪りかねて平助、又作をたしなめるが、気の弱い庄吉には勝ち目がない。いつものように町を一廻りしてきて洗濯篭を開けてビックリ仰天、中から一丁の拳銃がころがり出たのだ。街の愚連隊吉川産業の拳銃が偶然まぎれこんだのだが、警察に届けてもゴミ箱や川へ投げこんでも、奇怪なことに拳銃は逆戻りする。庄吉が観念して拳銃を胸ポケットに収めると、不思議な勇気がわいてきた。次の日から庄吉の性格は、一転して積極的になり御用聞きもグンと能率が上った。この変化が物騒なお守りによるものと悟ったユリは、庄吉の入浴中にオモチャの拳銃にすりかえてやった。一方、今やおち目の吉川産業の連中は生活に困り果て営利誘拐を試みるに至った。「平和ランドリー」の正夫もさらわれ、身代金を要求されてんやわんやの大騒ぎとなった。平吉、又作の救助隊が出発したが簡単にノックダウン。止めるユリを振り切って拳銃片手に単身乗り込んだ庄吉は、ボス共に拳銃を突きつけた。と突然天井裏で風船が爆発、幸運なネズミのいたずらで見事五人組をひっとらえ、子供達を助け出した。我が子を救われた喜びの主婦から庄吉あてに続々と洗濯物が届けられ、彼の成績は一躍トップにのし上った。ユリの争奪戦にもケリがつき、庄吉とユリは待望の結婚を許された。

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