安来ぶし道中
劇場公開日:1963年3月3日
解説
大川久男と「山麓」の監督瀬川昌治が共同で脚本を執筆、瀬川昌治が監督したサラリーマン喜劇。撮影もコンビの飯村雅彦。
1963年製作/91分/日本
配給:東映
劇場公開日:1963年3月3日
ストーリー
出雲観光社と団体旅館「大黒屋」、これが清水次郎長社長の経営する二つの会社である。つまり、出雲観光のお客をそのまま「大黒屋」へ送り込むという仕組み、森川石松社員の口も八丁手も八丁の応対振りにお客さんもいたく御満悦という次第である。さて、妻を失ってから十三年操を守り続けてきた次郎長社長がぞっこんほれ込んだまり千代という可愛い芸者がいる。このまり千代たちの芸者組合が出雲へ安来節コンクールへ参加するとあって、ガイドを勤める石松を口説き、石松には○○キャラメル主催の綴方コンクールに入賞して、岩手県の山奥から出てくる小学生六名の招待旅行を彼に押しつけた。学校一のガキ大将だが母と生き別れという孤独な三平を始めとして子供たちはいずれもワンパクざかり、それにズウズウ弁でポンポンまくしたてる女教師の白木澄江。旅行第一日の東京見物は惨たんたる有様で石松は苦情の受けつけに四苦八苦、その上、彼等は澄江を田舎へ追い返したので、石松は重い頭をかかえながら一行を連れて西へ。時を同じくして次郎長社長も芸者衆を案内して東京を発った。舞台は移り広島へ、子供達にからむ愚連隊を打ちのめして人気集中の石松のところへ、国から澄江が駈けつけて来た。三平の母が松江にいることが判ったというので、石松は独断で九州行きの予定を変更、松江に直行したのだが、三平の母は一杯飲み屋の女だったのである。石松たちは三平を励ましながら、三造温泉で次郎長一行と落ち合った。次郎長はいざ愛の告白の寸前、まり千代から市役所に勤める青田との結婚を宣言されてガックリときていた。その時、スポンサーが、予定の変更を怒ってどなりこんできた。主催者の要求が子供を宣伝に使おうという汚ない魂胆と判って石松はカンカン、次郎長社長も石松の意気に感じて、子供達を出雲観光の招待で九州の涯までも案内すると言い切ったから皆は大喜び。折柄、松江城前広場では安来節コンクールで賑わっていた。その騒音を逃れた石松と澄江は、宍道湖畔で唇を交し合った。全ては出雲の神さまのお加護だ。
スタッフ・キャスト
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清水次郎長進藤英太郎
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森川石松中村嘉葎雄
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白木澄江中原ひとみ
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まり千代千之赫子
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山本欣介由利徹
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清水うめ浪花千栄子
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田村福江三條美紀
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田村三平伊藤敏孝
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並木勇介森坂秀樹
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吉田武高橋芳夫
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三宅信吉小園江五
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藤本正太西本雄司
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鎌田貞夫菅野直行
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塩見寛千葉真一
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青田昌夫南廣
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ヒナ菊若水ヤエ子
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熊坂左卜全
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大村杉義一
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北川須藤健
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下坂谷幹一
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悦子愛川かおる
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広田豊野弥八郎
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お松小笠原慶子
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新田良平山田甲一
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荒木道夫大木史朗
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桑田巡査相馬剛三
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神主・長谷川佐藤晟也
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お信山本緑
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松方潮健児
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バスケットの監督中村是好
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肥った奥さん岡村文子
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京都・番頭大東良
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京都・女中桜井悦子
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京都・写真屋大野広高
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与太者大泉滉