殺人者を追えのレビュー・感想・評価
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東京近郊のマンモス団地が舞台。野村芳太郎監督の『張込み』と似たような設定のドラマ。2人の刑事はもう3日も張り込んでいるが、盗聴電話も使っていて現代的・・・しかし、クーラーがまだ一般的でない時代。やっぱり暑そうだ。
そして追ってるのは刑事だけではなく、3人の極悪そうな共犯者もいたのだ。現金輸送車から300万の現金を奪い、路上の銀行員を刺して逃げたという事件。どうも追われてる菅原は主犯ではなく、仲間から逃げたといった雰囲気。終盤まで登場しないが、キャバレー勤めの藤井きぬの表情から見ても、普通の人間、極悪人ではないようなイメージが残る。
張り込んでる刑事はベテランの宮下と若手の数馬。キャバレー勤めの藤井を見張ってるはずが、同じ棟に住む幼稚園の先生に注目してしまう(笑)。手紙が来たとか、荷物が届いたとか、一喜一憂する刑事たちと共犯者たち。
最後には宮下も撃たれ、幼稚園の先生も巻き込まれたりと、73分の映画にしては詰め込み過ぎ感あり。もうちょっとシンプルなストーリーにしてもらえれば社会派サスペンスともなり得たのに、勿体ない映画でもある。
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