「無常観」斬る(1962) 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
無常観
62年大映。市川雷蔵主演。三隅研次監督作。タイトルから受ける印象とはかなり違った内容。
まずOPから度肝を抜かれる。71分という短さゆえか展開が早い早い。そのリズムが現在の映画とはかなり異なる。映画文法からして違うという印象。音楽もかなり奇妙だが耳に残った(当事の流行か?)
市川雷蔵のなんとも形容しがたい色気。そして不条理とも言える物語。それゆえか妙に印象に残る映画である。日本映画はこういう無常観を観るという文化があるのだねえ。
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