新婚シリーズ 月給日は嫌い

劇場公開日:

解説

「石松社員は男でござる」の若井基成が脚本を書き、「腕まくり七色娘」の日高繁明が監督した明朗喜劇。撮影は新人小沢義一。

1962年製作/51分/日本
配給:東映
劇場公開日:1962年1月23日

ストーリー

今日は会社の月給日。林巡査の機転で借金の溜ったバー「クレージー」の前を強行突破した俊次も、アパートに待伏せた借金取りのために財布には百円しか残らなかった。マユミは大ふんがいである。この日、「宝山荘」の男性軍は皆全滅である。十四号室の池島夫妻。九号室の赤羽夫妻、寝具を狭んで冷たい戦争が始まっている。ある日、川越夫妻は団地予備軍のうらめしげな表情の中を、雀ケ丘団地へ引越していった。それに刺戟されたマユミと昭子は、団地入居の申込みに出かけるが、申込者の殺倒する物凄さに度胆を抜かれ、サラリーマン家庭の悲哀を感じさせられてがっかりだ。一方、俊次の方は、山の手の高級住宅で食欲不振のお犬様に何んとか動物ランチを食べさせようと懸命である。犬の機嫌をとって、日頃の取引を継続しようと井草課長までが来ていた。俊次の奇計で精神安定剤を使って無事食欲不振を直すことに成功。水戸部長から金一封を貫って帰るとマユミはどこかへ出かけて留守だった。隣の二号さん中井絹子によると、マユミは男と外出したというので、帰宅したマユミと俊次の間では又もや冷戦です。しかし、それも夫の月給を助けるためのアルバイトと判って無事解決した。その上俊次の思いつきからヒントを得た、鎮静剤入り動物ランチが量産に乗りだすことになり、そのアイデア賞の金一封も入って夫婦は御機嫌です。

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