七人のあらくれ

劇場公開日:

解説

「吼えろ脱獄囚」の須崎勝弥と宇喜多八郎が共同で脚本を書き、「投資令嬢」の枝川弘が監督した海洋アクション。撮影は「性生活の知恵」の渡辺徹。

1961年製作/85分/日本
配給:大映
劇場公開日:1961年11月29日

ストーリー

植田二尉は通称“ゲタ”と呼ばれる雑役専門の老朽船の艇長として横須賀に赴任して来た。その日、グレン隊にからまれた女子高校生を救ったことから、海軍食堂“みかさ”の主八木親娘と知りあった。艇長代理だった小田切三尉は学校出の若造がと植田の赴任が面白くない。乗組員一同も同じ気持だった。植田は赴任以来、容易でないことを痛感した。そんな植田を励ますのが、八木親娘だった。訓練の日が来た。艇尾に標的を曳船してのろのろ進むゲタのブリッジで米山一曹を前に、測距テストの杉浦一曹はさっぱり適中しない。華やかな艇長姿を夢見る杉浦はガックリである。その時、機関長の北原一曹が盲腸らしいという知らせに、標的を曳船していては手術に間に合わないと見た植田は、標的切断を命じた。だが、すでに小田切が独断でそれを実行していた。北原を無事病院に届けた。植田は離した標的を探しに出航を命じたが、小田切達は明日でも良いといって聞かなかった。植田の鉄拳が小田切に飛んだ。植田の気迫に一同は声もなかった。植田は停年近い杉浦一曹の進級試験に何か名案はないかと八木を訪ね、八木の入智恵で人命救助の芝居を打つことになった。この策が見事に決って、杉浦は試験を免除され合格した。全員の祝福をあびる杉浦夫妻、八木の娘美也子も植田に寄り添って嬉しそうだった。ある夜--源次らやくざにいためられた平川二士をみかけた植田は、平川を助けて源次らを殴り倒した。こんなことが契機となって乗組員と、植田との間に友情が湧いていった。翌朝、ゲタは音楽隊を離れ島に輸送する命をうけた。無事その任務を果し、帰途についたゲタに、台風のために遭難した漁船救助の命が下った。乗組員の活躍と小田切の協力は、ゲタに昔の力をよみがえらせた。植田の操艦も見事だった。漁船の乗組員をゲタに移乗させて横須賀に帰って来た植田に、新しい任務が待っていた。

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