波止場気質

劇場公開日

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解説

「赤い荒野」のコンビ山崎巌と安東穂夫の脚本を「拳銃横丁」の山崎徳次郎が監督した港が舞台のアクションもの。撮影は「お父ちゃんは大学生」の中尾利太郎。

1961年製作/89分/日本
配給:日活

ストーリー

外国航路の航海士岩佐英治は、一年前事故の責任をとって船を下りたが、彼を待っていた東洋公司の近藤は、社長の劉が会いたいと伝えた。断られた近藤の眼に殺意が走った。英治は近くにある貧しいジムに入った。弟のように可愛がっている港湾労務者山村順の、チャンピオン・ベルトを賭けた試合が近づいていた。順の父は英治と同じ船の作業員だったが、一年前の事故で死んだ。一人になった順のボクサーになりたいという希望を叶えてやろうと英治は懸命だった。港の人達は順を応援したが英治を愛している食堂のレジスター川田恵子も、順の熱心なファンだった。港で秘かに賭博場を開いている劉は、神技に近い英治の腕を欲しがっていた。彼は順のために滝田から金を借りる代償として、一回だけカードを持つ約束をした。英治を手に入れたい滝田は五十万円を積んだが、英治は一瞥しただけだった。試合の日、満員の見物人の前で順のグローブを点検したレフリーが、不審そうにそれを外させた時、キラリと光って百円貨が落ちた。レフリーは敵方に勝を宣した。呆然と立すくむ順に罵倒が浴びせられ、英治も恵子も蒼くなるばかり。順の生活は荒れた。ある晩、酒の上の喧嘩から両眼に大怪俄し、右眼失明は救えないといわれ、英治は順の入院費を作るため仕方なく滝田の許へ出入した。グローブに細工したのがサブと知って追っていた英治は、彼が滝田のキャバレーに出入しているのを知って白状させたが、英治を滝田にとられた劉は、英治が自分の所へ売りこみにきたこと、サブの秘密を知ったことなどを滝田に知らせた。危険を感じた滝田はサブを殺し、英治の指を切断しようとした。あわや、という時、順が劉の拳銃を叩き落し、賭博場は修羅の巷と化した。順の汚名は晴れた。順と恵子の気持を知って英治は順名義の喫茶店を残して海に戻っていった。

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