サラリーマン手帖 坊っちゃん社員とぼんぼん社員

劇場公開日

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解説

鹿島孝二の小説を山下與志一と「親バカ子バカ」の森田竜男が脚色、「寛美の三等社員」の酒井欣也が監督したサラリーマン喜劇。撮影も「寛美の三等社員」の竹野治夫。

1961年製作/72分/日本
配給:松竹

ストーリー

暖簾を誇る大阪の呉服店「ほていや」の一人息子吉谷太郎は、デザイナー志望で洋裁学院に通っていた。母のちえ子は苦々しく思っていたが婿養子の父菊造と丁稚崑八、同じ洋裁学院の許婚者マリ達は秘かに彼を後援してくれていた。ビル建設を企む桜井建設の相馬が連日「ほていや」の土地買占めを勧めにくるような折柄、ちえ子は太郎に店を守って貰いたいと思っていたが、デザイナーとして大成するには東京でなければと思いこんだ太郎は、家を抜け出して上京、桜井建設に勤める従弟の立花健二の許へ転げこんだ。ある日太郎が健二の団地に帰ってみると「全日本デザインコンクール」に一位入選したというので記者がつめかけており、太郎はすっかり話題の人扱い、応募した覚えもないのに有頂点のまま「デザイン界に新風を捲き起す」と大見得を切った上、丁度やってきた相馬に、「ほていや」の土地を売る契約をしてしまった。入選作品はマリが太郎の名で出したのだった。祝賀パーティの時、洋裁学院長滝川とマリが上京して「ほていや」の土地問題が急を告げているというので、太郎はマリ達と大阪へ帰った。健二も相馬の挙動が怪しいから調べて来いという常務の命令で、恋人絢子と共に大阪に向った。大阪では「ほていや」一帯の土地建物取壊しが始まっており、相馬が太郎の両親の偽の承諾書を作って彼に判を押させたこともわかった。二人が調べてゆくと相馬は秘かに丸石建設社長も兼ねて、請負工事を丸石建設に廻す悪事を働いた上キャバレーを建て一儲けしようとしていたのだ。健二達の活躍で相馬も自分の非を認め「ほていや」一帯は名店街のビルに改装され、太郎念願の洋裁学院も隣り合せに開かれた。太郎、マリ、健二、絢子達の顔も明るかった。

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