劇場公開日 1936年

「シンデレラマン‼️」オペラハット 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0シンデレラマン‼️

2024年5月3日
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人間の善意の素晴らしさを謳い上げる事に長けた名匠フランク・キャプラ監督が、その本領を発揮した名作‼️突然大富豪になったディーズは、貧しい人たちのためにその財産を使おうとして、金目当ての悪党の策略により審問にかけられる。しかし、最後の最後に一発大逆転の鮮やかな弁舌で撃破する・・・‼️大富豪の自動車事故から、歯切れのいいテンポと巧みな技術でドラマの設定を観る者に伝える‼️ディーズが邸宅の手すりを滑って遊んだりするシーンやチューバを吹くシーン‼️ディーずとデートする新聞記者のベネットが夜の公園のベンチで「スワニー河」を歌う情感あふれる名場面‼️ディーズを騙したことを後悔するベネットの前にディーズが来て、自作の詩を詠んでプロポーズするシーン‼️そして小さなカタルシスが連発される大詰めの審問会‼️その緩急自在の軽妙な語り口と、辛辣で温かいユーモア‼️「或る夜の出来事」もそう、「スミス都へ行く」もそう、「素晴らしき哉、人生!」もそう、キャプラ監督ってなんていい監督なんだろう‼️人を信じる心とか、誰かを助けたい、奉仕したいと思う気持ち‼️いわゆる人間の善意‼️キャプラ監督の作品を観てると人生で何が大切なのか教えられます‼️ディーズに扮した若き日のゲイリー・クーパーの爽やかさはもちろん、ベイブに紛したジーン・アーサーも極めて魅力的‼️

活動写真愛好家