寄切り若様

劇場公開日

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解説

「刺客屋敷」の吉田哲郎のオリジナル・シナリオを、「わんぱく公子」の弘津三男が監督した三田村元の時代劇。「刺客屋敷」の竹村康和が撮影した。

1961年製作/66分/日本
配給:大映

ストーリー

持ち前の強引さで“寄切り”の異名をとった若様・松平陽之介は屋敷を逃げだし、いとこの富士姫のところに居候中だった。その彼を狙っては失敗しているスリ、スッポンのお滝はいつか陽之介に恋していた。陽之介が上野の山で盃を傾けている時、騒ぎが起った。英次郎が日本橋の米間屋・武蔵屋庄兵衛の悪事をあばきたてたのだ。英次郎は武蔵屋の長男だったが、米を買い占めて利をむさぼる父を嫌って家を飛びだしていた。土井伊勢守の腹心が彼を追いつめたが、陽之介が中へ入った。素性を知って平伏する彼らを尻目に、陽之介は英次郎を連れて去った。陽之介は武蔵屋の背後に老中伊勢守がいるとにらみ、手下を志願してきたお滝と弟分の半次の協力をえて探索にのりだした。一方、富士姫は父将軍から伊勢守との縁組みを押しつけられて困っていた。伊勢守は手がまわるのをおそれ、一切の罪を武蔵屋にかぶせ、上意の名の下に彼を捕えた。が、武蔵屋は伊勢守ととり交した誓約書のありかを教えない。婚礼の日が迫った富士姫は英次郎の手引きで屋敷を逃げだしたが、伊勢守の配下に二人とも捕えられた。屋敷に連れ戻された姫は、英次郎を助けるために、英次郎と武蔵屋を釈放するなら伊勢守に嫁ぐと言った。だが、二人を釈放するという誓約書が陽之介に届けられる途中、伊勢守は腹臣に命じ、これを取り戻し、焼いた。陽之介は遂に武蔵屋の居所を知ったがすでに死体となっていた。が、そこには武蔵屋が血で誓約書のありかを記してあった。伊勢守の悪事の証拠は握られた。花嫁姿の富士姫は悲しげに式場に歩む。挙式寸前に陽之介が駈けつけ、誓約書をつきつけ、手向う彼らを斬った。

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