銀座っ子物語のレビュー・感想・評価
全1件を表示
8年ぶりに鑑賞
初見は、2015年12月31日(大晦日)、角川シネマ新宿「若尾文子映画祭アンコール」にて鑑賞。
大晦日に、映画館の大きなスクリーンで若尾文子主演作を観られる幸せ。
更に、この『銀座っ子物語』は1961年のカラー映画で綺麗な映像、物語も楽しくて最高であった。
三人の若者が銀座の街を早朝ジョギングするシーンから始まる。
ある着物屋の主人夫妻(中村鴈治郎と三益愛子)には三人のイケメン&スポーツマンの息子(川崎敬三、川口浩、本郷功次郎)が居る。三人の個性の描き分けが上手かった。
その三人が、それぞれ別の場所で、高級ホテル社長の美しき令嬢(若尾文子)と出会ってのぼせ上がる。そのうち、三人が同じ女性を好きになっていることが分かって正々堂々と競い合うという楽しいドラマ。
印象的だったのは、長男(川崎敬三)が初対面で「令嬢の顔がグルグルと回るシーン」は工夫された映像。
若尾文子も「ブルーの大きな襟が付いたオシャレな洋服」、「艶やかな和服」などカラー映像が映える美しさであった。
若尾文子の主演カラー映画の中でも「素晴らしく楽しい映画」に入る作品であった。
また、相変わらず、中村鴈治郎もイイ味を出していて、これまた楽しかった。
映画館で大笑いできる幸せは、こういう映画を観る時に味わえる。
★初見時には未ソフト化作品だったが、本日(2023年11月18日)、購入DVDで約8年ぶりの鑑賞。やはり楽しい。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
全1件を表示