続性と人間
劇場公開日:1961年1月3日
解説
樹沢勇の脚本を実写部分を木元健太が劇の部分を小林悟が監督した性教育映画。撮影は「暴力五人娘」の岡戸嘉外。
1961年製作/86分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1961年1月3日
ストーリー
本間雪子は、法曹界の権威である父からその門下生で前途を大いに嘱望されている須崎との結婚を勧められていた。彼は非の打ちどころのない青年だったが、それが雪子にとってはかえって物足りなかった。ある日、アイススケート場で雪子は邦彦という学生と知り合いになった。気の合った二人は、その夜転々と遊び歩いた。父の忠告がきびしくなり、遂に雪子は家出してしまった。やがて邦彦と肉体関係を結び、妊娠した。邦彦は何のためらいもなく堕胎することを要求した。愛する者に裏切られ、親からは畜生同然に罵られ、人生に絶望した雪子は投身自殺を図った。が、救助され、小宮博士の処置で危急の場は脱した。雪子が四カ月の体であるのを知ると、母親は中絶を希望したが、法的にいっても医学的にいっても難しいという博士の具体例をあげての説明に断念した。雪子は車の中で出血、軽度の妊娠中毒症に加えて前置胎盤という異常妊娠をしていた。帝王切開手術が行なわれた。無事出産、雪子も一命をとりとめた。
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