風流滑稽譚 仙人部落

劇場公開日:

解説

小島功の漫画から、「怪談海女幽霊」の松木功が脚本を執筆、「暴力五人娘」の曲谷守平が監督したコメディ。撮影は「花嫁吸血魔」の吉田重業が担当した。

1961年製作/82分/日本
原題:Invitation to the Enchanted Town
配給:新東宝
劇場公開日:1961年2月8日

ストーリー

「自殺者および心中者とそのセックスに関する心理学的考察」という卒論を書くために、女子学生松山秋子は自殺の名所熱海の錦ケ浦にやって来た。そこでは内木天兵が自殺しようとしていた。天兵は兄嫁の妹洋子の紹介で日本のクリスチャン・デオールと騒がれている大森安治のところで働いている。ところで世間で騒がれている大森モードはすべて天兵考案によるもの。天兵はひそかに洋子を愛しているが、その洋子が大森と婚約したと聞いてガックリ。聞き終った秋子は成功を祈るわよと言って帰って行く。天兵は思い切って錦ケ浦に飛びこんだ。ハッと気がついた天兵の側には白眉、白髯の老人が立っていた。地獄にも極楽にも行けず仙人界に迷いこんだのだ。そこで天兵は仙人界の長老名鏡仙人の弟子になることになる。修業はつらかったが、まずは一通りの修業を終えて仙人界の仲間入りすることになった。名鏡仙人の孫でおませな少年少毛に案内されて仙人集落にやって来た天兵はびっくりした。集落長の一人娘秀麗は秋子とそっくり、その秀麗が警察署長の王大夫と婚約していると聞いて横取りを企んだ。秀麗が可愛がっている猫のミーコに化けて、安々と寝室に入ったが興奮し過ぎてばれてしまった。しかし、天兵の一途な愛の告白にうたれた秀麗は、天兵と結ばれた。ある時、バー酒仙で天兵が披露した七色のパンティーが仙人界で大流行となった。男の仙人は怒って天兵を追放することに決議した。十三階段を上る天兵をみて秀麓は泣いていた。仙界から落下する天兵。病院の一室で眼を覚ました天兵、彼は錦ケ浦の途中の松の木に引っかかって気を失っていたのだ。お医者さんは名鏡仙人そっくりである。数日後、退院した天兵は以前の気の弱い青年とはうって変って希望に溢れた明るい青年になっていた。その天兵君の前に、思わぬ幸運が待っている--。

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