赤い影の男/高速三号線を張れ

劇場公開日:

解説

島田一男の原作を、「神田祭り喧嘩笠」の小川正が脚色し、「嵐の中の若者たち」の伊賀山正光が監督したアクション・ドラマ。撮影は「殴り込み艦隊」の林七郎。

1961年製作/日本
配給:東映
劇場公開日:1961年2月7日

ストーリー

◇赤い影の男 駐留軍武器輸送車が襲われ軽機関銃と実弾一万発が強奪されるという事件が起った。事件を追う宮前刑事はナイトクラブ・モンテカルロを洗っているうちに殺害された。加下刑事はドラマーとなってモンテカルロに潜り、朗という歌手と知り合った。朗とその姉とね子は、このクラブに根城を置く白河と村岡に何か悪事を強いられているらしかった。白河達は銃器の密売人を探している。加下は、自分は銃器の密売人だとほのめかし妖艶なモデル南条さえ子に渡りをつけた。さえ子のさし金でとね子は加下の身許を洗うことになるが、とね子は加下に一目惚れ、彼女から、さえ子は白河の情婦であり村岡は殺し屋であることを加下は知った。しかし、とね子は村岡に殺された。朗は復讐に燃えて村岡を追った。加下は更にとね子につきまとった。「週刊ニッポン」の社長令嬢美智子は特ダネ記者も兼ねている。加下とは恋人同士のためもあるが特ダネとばかり加下の跡を追っている。加下はさえ子から取引らしい情報をつかんだ。村岡の使いのチャックという少女に導かれるままモンテカルロの密室に入った加下は、軽機関銃と実弾一万発の現ブツを見せられた。強奪された兇器だ。一挺につき百五十万円で売りと決まり取引きは翌朝九時と約束された。加下はこれを本部に電話で連絡するが村岡に盗み聞きされているのを知らなかった。翌朝白河は出発時刻を九時から八時に繰り上げた。白河は加下から現金を奪ったあとは殺すつもりなのだ。車二台に分乗する一味。先の車に村岡と加下、後軍にチャックの運転で白河とさえ子。朗の恋人であるチャックは先の車に朗を忍びこませていた。躍り出た朗は村岡を射殺、だが後車の白河の弾丸に朗も倒れた。白河は加下も狙うが、今は加下を愛するさえ子によって阻止された。が、さえ子は肩を射抜かれて倒れた。白河は加下の一撃をくって昏倒した。捜査本部の車も現場に到着、事件は解決した。恋人の美智子は特ダネを得てゴキゲンだ。二人は仲良く久しぶりのデイトを味うのだった。 ◇高速三号線を張れ 羽田空港を拠点としたパイロット逃避事件が頻発していた。事故で胴体着陸した名パイロット斎藤も姿を消した。付き添った看護婦川添良子は斎藤は退院していったと証言した。これを追う加下刑事は特ダネ記者美智子に連れられ、不良パイロットのたまり場バー「水藻」に案内された。加下はここでペイ中の女貞子と知り合う。貞子は加下だけを「青いランプの家」に誘った。そこには異様な光景が展開されていた。裸の女達の中に数名のパイロット達が酒を浴びていた。五千円から五万円までの金で女が買える。五万円の女、それは香港の歌姫紅小美だった。加下は香港にいたことがあるので紅小美を知っていたのだ。これを知った山形という男は、加下を外に連れだし拳銃で殴りつけた。加下はパイロット病院で意識を取り戻した。看護婦川添良子が付き添っていた。加下は警察に引っ張られた。秘密裡に連絡を済ます加下刑事を、警察に引き取りに来たのは豪勢な中国服を着た川添良子だった。良子は八時に再会を約して大和田ビルの中に入っていった。ビルの所有者大和田は上海や香港で阿片の密売をやっていた中国人であることなどを、所轄の小杉警部より加下は聞いていた。加下は八時に良子に会い、彼女に惚れた様子をしてみせた。すっかり心を許した良子は、自分の夫が山形であり、紅と関係あることなどをしやべった。加下は一課に連絡して、飛行時間三千時間という前歴書類の作製を依頼、偽名には「週刊ニッポン」の社長服部の名を使った。これに引っかかった大和田は加下を外地に五千万円で売り飛ばそうと、良子に監視させた。だが、加下が妹に電話するといって美智子の許にダイヤルを廻したため身許が暴れてしまった。加下は地下に監禁された。そこには斎藤も監禁されていた。大和田は香港から紅小美を誘拐、彼女にパイロット達を誘惑させては、彼らを海外に売り飛ばしていたのだ。加下と斎藤は山形に連れ出された。加下を慕う良子は美智子に加下の危険を知らせたが、大和田の銃弾に倒された。加下と斎藤は、山形の虚をついて彼の拳銃を奪った。そこへ良子の知らせで警官隊も到着した。羽田空港--紅小美を伴い高飛び寸前の大和田は飛びこんで来た加下刑事達によって逮捕された。

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