不良姐御伝 猪の鹿お蝶のレビュー・感想・評価
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いつもの鈴木則文作品と違う。
タランティーノはこの作品を見ていて気に入っているという記事を読み
やっぱりね
と思った。と言うのも
伊賀野カバ丸
のなかでやってるボンネット乗せ拷問と、そっくりなことをタランティーノも、オムニバスでやってるからだ。その映画を見たとき
タランティーノもこういうことを先にやってる映画があることを知ったら驚くだろう
と思ったのだが、彼は知っていて敢えて模倣したのだと記事を読んで分かった。さすがタランティーノ。映画たくさん見てる。鈴木則文作品を複数チェックしてるとは凄い。
この映画は女優が役にピッタリ合っていて凄みのある出来に仕上がっている。エッチシーンも興奮できる。いつもの鈴木則文監督のやっつけな造りと違ってちょっと力はいってる感が出ている。彼の特徴であるワンカットやモンタージュで小さく感動させるというテクニックが随所にキマっている。脚本はやっつけだけど。でも、まとまりがある。いつものごとく長い原作を圧縮、一編の映画に全部詰め込む式で中身が濃い。クライマックスが複数あって見ごたえシーンが長い。私はこの映画を忘れないだろう。
ただ・・・これを人にお勧めするかというと・・・う~ん・・・ちょっと無理。でも私はこの作品、忘れません。なぜならば、鈴木則文監督にはもっといい作品がいっぱいあるからだ。
トラック野郎 御意見無用
トラック野郎 故郷特急便
まむしの兄弟 恐喝三億円
大阪ど根性物語 どえらい奴
車夫遊侠伝 喧嘩辰
十一人の侍(脚本)
をお勧めする。
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