「「いつのまにか少女は」」放課後(1973) 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
「いつのまにか少女は」
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1973年製作。伝説のアイドル栗田ひろみ主演。
栗田ひろみの大ファンだった家族と名画座で鑑賞。
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挿入歌、井上陽水の「いつのまにか少女は」とストーリーがもの凄くマッチしてて、いいなあと思う。
風景は昭和なんだけど、唄も栗田ひろみの魅力も古びてない。
その他流れる「夢の中へ」「喝采」(ちあきなおみ)も、聞き馴れた唄だけど古びてない。
栗田ひろみの、子どもっぽい表情と、大人びた表情が、猫の目のようにクルクル変わる所に引き込まれる。三つ編みの髪を解く所とか、パッツンパッツンではち切れそうなジーンズの後ろ姿とか、ほんとドキドキする。
彼女自身の素材の良さというのもあるんだろうけど、それを余さず撮った森谷司郎も上手いよなあと。
高校生の他愛ない青春だけども、飽きない。
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地井武男が、憧れの年上の男を演じていて、良い具合いに色っぽくて、こんな役もやってたんだなあとちょっと驚いた。
宮本信子は、伊丹映画の宮本信子のまんまで、演技の幅の狭さというか、もうこの時点で完成されてたんだなあとちょっと驚いた。
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