「ずるい映画です。特におばあちゃんや故郷に対する思い出がある人にとっては」おばあちゃんの家　kossyさんの映画レビュー（感想・評価）

　私的な思い出。母方の里に行った時には、必ずと言っていいくらいおばあちゃんにお小遣いをもらっていました。そして、いつも決まって本屋に行き、「冒険王」か「少年画報」を買っていた。あるとき、「冒険王」を買おうと思って本屋に行った時、手に取ったのは運悪く増刊号であったため手持ちの金が10円足りなかった。その時、近所のお兄ちゃんがたまたま居合わせて10円くれた、その感激が今でも忘れられない。

　いつしか大人になった私は、映画の中のサンウに「ちゃんとごめんなさいと言うんだよ」と諭すような気持ちで映画に没頭してしまっていた。少年時代の自分にオーバーラップさせられ、近所のお兄ちゃんと仲良くしなきゃだめだよ！と応援する私がいた。

　全くの素人を役者として起用して大成功！子役が全ていいし、チョリの飼っている犬の演技も光っていました。

見所は、雨が降り洗濯物を取り込み、再び干すシーン。記憶力クイズをやらされました・・・