夜のならず者
劇場公開日:1972年3月4日
1972年製作/88分/日本
配給:東映
劇場公開日:1972年3月4日
あらすじ
ホステス引き抜き、キャバレー乗っ取り、売春にまつわる暴力抗争など、銀座を舞台に夜の世界に暗躍する男女の性態を描く。脚本は「ポルノの帝王」の小野竜之助。監督も同作の内藤誠。撮影は「昭和残侠伝・吼えろ唐獅子」の星島一郎がそれぞれ担当。 ネリカンをでたばかりの江島克也が、銀座で羽振りをきかす矢野組の神永に拾われたのは、ちょうど十数年前のことだった--。銀座の水に洗われた克也は、またたくまに名うてのプレイボーイやくざになった。だが、ある事件で警察の手入れの煽りを喰った克也は、バンコクの西田を頼って国外に逃れ、夜の銀座でみがいた腕を巧みに利用し、日本人観光客相手に稼ぎまくった。そして、数年の歳月が流れ、西田が原因不明の死をとげたことから、克也は再び日本に戻ってきた。残された西田の一人娘淑子が住む横浜に舞い戻った克也は、彼女に西田の遺骨を渡した。そして、横浜に流れてきていた松子と手を組み外国人相手の手配師に納まるが、横浜を縄張りとする、西田の兄弟分だった塚本組々長塚本と対立してしまう。そんな克也の身を案じた淑子は、彼のために、塚本が前々から眼をつけていたアパートの権利書を手渡してしまう。一方、克也を殺しにきた塚本組の刺客桑原は、克也のきっぷにほだされて寝返り、克也と手を組んで銀座進出を計る。何年振りかで銀座に帰ってきた克也は、その町の変貌に驚ろいた。暴力団地図も変り、矢野組に変って銀友会、塚本組、それに関東誠友会といった全国的な組織を誇る強大な勢力をもつ暴力団が牛耳っていた。克也は、今はレストランを経営する神永の力を貸り、銀友会の太田黒から店をあずかることに成功し、そのカスリをかすめていた。その頃、克也のために塚本に身体を売った淑子は、銀座へと流れてきていたが桑原と出逢ってしまう。克也は彼女を神永のもとにかくまうが太田黒に感ずかれてしまう。そして太田黒は組員を使って淑子を奪い返そうと神永を殺害した。兄貴分だった神永が殺されたことを知った克也、桑原は、この銀友会の汚いやり口に怒りが爆発した。淑子が止めるのも聞かず、銀友会の事務所へと姿を消した。
スタッフ・キャスト
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江島克也梅宮辰夫
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桑原勇山本麟一
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西田淑子光川環世
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松子南風夕子
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千秋真山知子
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あけ美渡辺やよい
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鈴子円山理英子
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黒江風間千代子
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理加章文栄
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しおり松下麻美子
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かおり岩本良子
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たま代亀井和子
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らん子藤井まゆみ
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栄子榎本早苗
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すま子三枝美穂子
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紅子橘すみえ
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ミチ小林千枝
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哲子一の瀬玲奈
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花子河崎いち子
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ナミエミッシェル
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太田黒今井健二
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筈見室田日出男
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村井藤井浩二
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野川亀山達也
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塚本安部徹
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吉田中田博之
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高山小林稔侍
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関西誠友会総長遠藤辰雄
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木内小松方正
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石川植田灯孝
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外人パーサーE・H・エリック
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老婦人谷本小夜子
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部長北川恵一
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銀行重役河合絃司
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自動車会社々長団巌
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酔客由利徹
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神永武夫水島道太郎
県警対組織暴力
仁義の墓場
明日泣く

