女たらしの帝王

劇場公開日

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解説

脚本は「前科者 縄張荒し」の小野竜之肋。監督は「朱鞘仁義 鉄火みだれ桜」の斉藤武市。撮影は「新兄弟仁義」の星島一郎がそれぞれ担当。

1970年製作/87分/日本
原題:The Kingpin of Fair Ladies
配給:東映

ストーリー

「病院の建設資金五億円は俺が稼ぎ出してみせる」母の急病の知らせに、故郷の九州に帰った松永浩は、炭抗街の貧乏診療所の医者に向ってこう啖呵をきってみせた。ある日、浩は大阪から遊びに来ていた女実業家十河フジから三百万円の大金を与えられた。女に徹底的に奉仕する浩の姿に心を打たれたというのだ。三百万の金を元手に、銀座への進出を考え、その手はじめとして赤坂に近いあるビルにスナック「ナポレオン」を開業した。浩の狙う客筋は銀座のママやホステスたちであった。浩は彼女等へ、最新モードの割引購入、高級マンションの権利金なしの斡旋、そして税金対策等の無料サービスを考え固定客の増加をはかった。モードの購入に関しては「ナポレオン」の近くに店を出している高名なセシール華田に目をつけ、強引にホテルに連れこんで四割引きで売ることを約束させた。第二の件に関しては莫大な慰謝料でマンションを建てたばかりの高慢な女、衣子を陥落させ独占の契約を結んだ。こうして「ナポレオン」はたった二週間で五十万の利益をあげるのだが五億の利益をあげるのには四十年もかかってしまう。そこで多角経営を計画し、上田を工場長にすえてオシボリの貸与を業務とする「ナポレオンサービス」を設立した。この「ナポレオンサービス」は従来より銀座一帯を独占していた「銀栄サービス」より三割も安く、またたく間に得意先はふえていった。だが「銀栄サービス」とは、関東八雲会の表向きの会社で、八雲会の会長である丸岡は浩への敵意をむき出しにしてことごとに業務を妨害し、圧力をかけて来た。あまりのあこぎさに腹を立てた浩は政と共に八雲会に乗りこんだ。浩の手には、丸岡らの悪事百般を書きならべた告訴状と、殺人、誘拐などの罪状を記したコピーが握られていた。本物はすでに警察へ届けられ、丸岡らは一網打尽に捕えられることになっていた。そして金庫の中の札束を残らず懐に入れると高鳴るパトカーのサイレンを後に悠々と丸岡らの前から姿を消したのだった。

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