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解説

三ン下ヤクザの軽妙なユーモア。脚本は「でんきくらげ」の石松愛弘、監督は「与太郎戦記 女は幾万ありとても」の弓削太郎。撮影は同作の上原明が担当。

1970年製作/83分/日本
配給:大映

ストーリー

城南一家の三ン下ヤクザ、三太は兄貴分と慕う猪又と安アパートの殺風景な部屋に同居していた。そのため、恋人トミ子との愛の語らいも、猪又のいないスキをぬって手早くやらなければならないし、また猪又が情婦をつれてきた時は、一晩中あてもなく夜霧に濡れてさまようのだった。ある日、三太は喧嘩のおとし前に指をつめさせられた猪又の仇と極道会の幹部・山形を刺したことからムショ行きとなった。同じ雑居房で、三太は三州頑太郎にめぐりあい彼の中に、真の任侠道を発見した。すっかり心酔した三太はムショを出るや、さっそく頑太郎の客分となるのだった。三太は新興ヤクザの黒川商事が頑太郎のなけなしの家作をねらっておしかけてきた時、無遠慮な態度で黒川を尻込みさせた。さらに突然現われたトミ子と対面した三太は頑太郎の肝入りで一部屋あてがわれ、世帯をもった。その頃、山形が二人の殺し屋をともなって、三太の命をねらっていたが、頑太郎は三太の身を案じて旅に出した。やがて頑太郎は友人、野見山の失態から、黒川との関係をきまずくした。黒川と仲裁人大野木の悪気なやり口に業をにやした頑太郎は黒川に斬りかかるが、多勢に無勢無残にも斬りきざまれてしまった。頑太郎の死顔と対面した三太は捨身の勢いで、黒川めがけて斬りこんでいった。

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