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劇場公開日

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解説

本宮ひろ志とチューリップ組原作の同名劇画の映画化。財閥の後継者として、家の作法通り花嫁さがしの旅に立つ主人公を描く。脚本は「サチコの幸」の出倉宏と松本正志の共同、監督は「狼の紋章」の松本正志、撮影は「星と嵐」の原一民がそれぞれ担当。

1977年製作/88分/日本
配給:東宝

ストーリー

安田一平は、高校を二年間で終了し、安田財閥の後継者として、あとの一年間を安田家の作法通り、花嫁さがしの旅に出ることになっていた。探してきた娘が、親族の中で一人でも反対者がいた場合は、一平の後継者としての資格も失うのであった。このほかにも、かなりきびしい掟があった。この一平の旅を利用して、安田家の後継者の椅子を狙う男たちがいた。叔父・政行、その息子・統一郎である。東海道を旅する一平は、静岡で美奈子という娘を救う。一平には、二人母がいた。一平の実母・妙は、昔源治郎を救い源治郎によって、一平とともに安田家へ来たが、家族の冷偶にあい家を出て、美奈子の家で不幸な一生を閉じたのであった。そして、十年間、一平を育ててくれた、和子。一平は、清水で亜矢と知り会い、亜矢は、黒崎一家のひとり娘で、そこでも一平は彼女の危機を救った。そのことがわすれられずに、一平のあとを追う亜矢。京都に向う途中、亜矢の一件でうらみをもつ者に一平はおそわれ、崖から激流へ。彼を救ったのは、飯場で働く、あき子。彼女は、口もきけず、記憶喪失であった。この飯場は、関西の財閥、大友グループのものであった。一平は、あき子に恋をしたが、飯場の仲間の前川も大友家のドラ息子の敬三も毒牙をむいていた。そして、別荘の落成記念パーティの席上で、あき子が突然、口をきいた。あき子は、白菊という祇園の芸妓で、政界の大物・黒田権次郎に、二千万円でうられたのであった。しかし、自動車事故にあい、記憶がなくなり、このパーティで黒田を見て、自分の記憶をとりもどしたのであった。二人にとめられながらも、祇園に帰る白菊。一平は、五千万円をつんで、黒田と、白菊を取り合いになり、勝ったが、白菊は一平の申し出をことわるのであった。このことは、統一郎の耳につたわり、安田一族の会議の結果、一平は人生勉強のために金を使った、すなわち、自分自身のために金を使ったということになり、源次郎のツルの一声で、花嫁探しの旅をつづけるのであった。

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