「いくら好き合っているって言っても、会って顔見て確かめ合わないとうまくいかない」涙のあとから微笑みが たーちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
いくら好き合っているって言っても、会って顔見て確かめ合わないとうまくいかない
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1974年の松竹青春映画です。
元千葉県知事の森田健作さんが青春スターだった頃の作品で相手役にはその当時の清純スターの吉沢京子さんです。
二人とも初々しい爽やかさがあってとても良いです。
ストーリーは中卒で造船所の溶接工で働いている徹(森田健作)は仲間の起こした交通事故の身代わりになります。交通事故の被害者の少年の姉邦子(吉沢京子)は事故を起こした徹を殴ってしまいます。しかし本当は雄三(石立和男)が起こしたもので、陸送を仕事にしている彼が事故を起こせば仕事が出来なくなると思って、身代わりになったという事でした。
それを知った邦子は徹の優しさに触れて好きになる邦子です。
その後は徹の勤務先の人員整理の問題や、新婚だった仲間の死、邦子の母の病気による入院から邦子のキャバレー勤めの件など二人の間でのいくつもの事件が起きて徹と邦子との間にも変化が起きます。
清純カップルの話なのでこんなものかなと思いますが、まずこの二人はコミュニケーション不足ですね。もっと会ってお互いの事情を話して行けば、ここまでの話にならなかったのかなと思います。
お互いの事情を思いばかった挙句の問題だと思います。
まあこの当時は電話も呼び出しだったり、スマホも無い時代だったので、こういう話も成立したのでしょう。
全体的に何か肩透かしを受けた感じの印象の作品でした。
森田健作の妹役で桜田淳子さんが出演していますが、かなりのヘタ演技です。
出演者で石立鉄男さんの名前が出ていたので、どこだろうとずっと探していたのですが雄三役は石立和男さんで、鉄男さんの弟なんですね。
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