劇場公開日 1985年12月21日

「今観れば映像は古いが1本の作品として完成していると思う」吸血鬼ハンターD(1985) うにたん♪さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0今観れば映像は古いが1本の作品として完成していると思う

2019年6月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

原作をアニメ化する為に当時の全力をだしていると思う。

見始めるととにかくドリスが色っぽい。
原作が元々そう言う内容を書いているから当然だし。
襲ってくる敵も単純に生命だけを狙ってないのが明らかでイヤらしい。
身内が吸血鬼化したときが特に酷い。本音がダダ洩れだ(笑)
脇役も綺麗にキャラクターが立っており、やられキャラとしての存在感もある。「ゴーレム」と言うだけの台詞とか笑ってしまう。
対して伯爵の如何にもな吸血鬼感は昔のドラキュラをイメージさせるレトロさがあるが、やられキャラとして十分である。
その娘のプライドの高さも好きな人にはたまらないだろう。

そしてあの手である。
片手が動いて心臓マッサージとかさすが吸血鬼の世界。
もはや鬼籍に入った方々が何人も出ているアニメであるため、誰が貴重とか言うだけムダだが、永井一郎さんの演技は凄いと思う。

うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)