ナ・ン・パ <軟派>
劇場公開日:1988年2月10日
解説
カフェバーで知り合った若者達の友情や恋愛模様を描く。脚本は「小林ひとみの令嬢物語」の斉藤猛が執筆。監督は「狙われた放課後 絶叫!」の廣西眞人、撮影は同作の河中金義がそれぞれ担当。
1988年製作/69分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1988年2月10日
ストーリー
レストランのコックとして働く達也と弟分の昌彦は、仕事を終えて街にナンパしに出かけた。パブで宏美・玲子・ゆきのOL3人組と意気投合して飲んだ。進んでいる達也と玲子はしばらくすると宏美・ゆき・昌彦を残してホテルに行った。宏美には村川という婚約者がいた。玲子やゆきも村川のことを好きだったが、宏美が射止めたのだ。しかし、宏美は村川と玲子の関係も気になっていた。宏美は村川への反発から達也と寝てしまう。一方、奥手のゆきは昌彦と付き合っていた。村川はプレイボーイだったが、玲子と既に終わっていた。なのに結婚を前に水を差すようなことをした玲子を怒った。節操のない玲子はその夜、村川をホテルに誘った。が、宏美が2人の関係を知り、村川を問いつめたのは勘にすぎなかった。玲子が2人の関係を宏美にバラしたと村川は誤解したのだ。確かに玲子は村川を好きだったが、宏美も親友。SEXの相手は誰でもよくて、今さら2人の結婚を邪魔するつもりはなかった。玲子は2人が婚約したことより誤解されたことのほうがショックだった。宏美は村川に行きずりの男と寝たことを告白した。その頃ゆきと昌彦もベッド・インしていた。翌日、カフェテラスで達也と玲子、村川と宏美の4人で会い、そろって遊園地へ出かけた。気まずい村川と宏美の仲をほぐしたのは明るい達也だった。それぞれに肉体関係を持っている4人は観覧車に乗り、後ろめたさを引きずりながらも仲直りした。そして一周したところで、達也と玲子は観覧車を降り、村川と宏美を2人にしてもう一周させた。観覧車の中で抱き合いキスをする村川と宏美。元のさやにおさまった2人はマンンョンでお互いの体を確かめるようにまさぐり合った。そして、至福の中で果てたのだった。渋谷の街を初めて会った頃のように歩く達也と玲子。「ホテルへ行こう」という達也の誘いを玲子は断わった。一人になりたかったのである。だが、別れ際に「街で見かけたら、またナンパしてくれる?」と尋ねた。それに対して「また、引っ掛かってくれる?」と問いかける達也。玲子は「気分次第ね」と答え、2人はそれぞれ別々の方向へと去って行った。