北斗の拳(1986)

劇場公開日:

解説

恋人を宿敵に奪いとられた男が、恋人を探し求める旅を続けながら、極悪非道の悪党たちと闘う姿を描く。『週刊少年ジャンプ』に連載中の武論尊、原哲夫原作の同名漫画のアニメ化で、脚本は高久進、監督は「吸血鬼ハンターD」の芦田豊雄がそれぞれ担当。主題歌は、KODOMO BAND(「ハート・オブ・マッドネス」)。

1986年製作/110分/日本
配給:東映
劇場公開日:1986年3月8日

ストーリー

核による世紀末戦争のため、近代文明は崩壊。この時代は、人間が自己そのものを武器とする、バイオレンスの時代だった。一子相伝の暗殺拳、北斗神拳の伝承者ケンシロウは、先代リュウケンの養子(四男)だが、同じく養子の長男ラオウ、三男ジャギを抑えて伝承者に選ばれていた。彼には南斗聖拳の流れをくむユリアという美しい恋人がいた。ユリアに横恋慕する南斗の男シンは、まだ未熟なケンシロウを痛めつけ、彼女を奪い去ってしまった。この闘いでケンシロウの胸には無惨な七つの傷あとが残された。この様子を見ていたラオウとジャギ。ジャギはラオウの許しを得て、ケンシロウを谷底へ突き落とし、自ら北斗神拳の伝承者と名のった。そして、ラオウは世紀末世界の覇者となることを誓う。それからX年。戦争で両親を失った孤児、バットとリンは怪物のような男に救けられた。その男こそ、復讐心に燃えて死の淵から甦ったケンシロウだった。やがてケンシロウは、南斗水鳥拳の使い手レイと出会う。レイは胸に七つの傷を持つ男に妹アイリをさらわれ、ケンシロウを犯人でないかと疑う。実はジャギが、ケンシロウの名を語って悪業をかさねているのだった。ケンシロウとレイはジャギの居城へ踏み込み、ジャギを倒した。そこへ後を追って来たリンとバットが着く。彼らはジャギから聞き出した、ユリアのいるサザンクロスの街を目指した。それを知ったシンは、ユリアとの婚礼の準備を始めた。ユリアは監禁されている塔から抜け出したが、今や拳王と名乗るラオウに捕えられた。シンを倒し、ユリアがラオウの手におちたことを聞かされたケンシロウは、ラオウの住むカサンドラの街へと向かった。ユリアを見つけたレイはラオウにむかい、南斗究極の必殺技をくり出す。リンの心の叫びを聞きつけ、ケンシロウが駆けつけるが、一足遅く、ラオウの指はレイの胸をつらぬいた。ケンシロウとラオウの対決の時が来た。ラオウの闘気にはじきとばされてしまうケンシロウ。だが、ラオウがリュウケンを殺したのは自分であると告げた時、彼の怒りは頂点に達した。二人の闘気がぶつかり、その波動はビルをゆるがし地面を割った。ケンシロウとラオウは、血まみれになりながら死闘を続ける。ラオウが倒れたケンシロウの頭を踏みつぶそうとした瞬間、リンが闘気とは異なるオーラを身につけて近づいてきた。殺し合いを止めるよう懇願するリン。ラオウは「この拳王を追っていたのはお前だったのか。早く大きくなれ」と謎めいた言葉をリンに残し、立ち去った。ケンシロウもまた、闘いの混乱のさなかに、行方のわからなくたったユリアを求めて旅立った。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0金字塔

2023年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

今年は連載開始から40周年なんですね。久~しぶりに観賞しました。恋人を取り返すために、一度は負けた相手に強くなって復讐するという究極の王道ストーリーですが、存分に楽しめました。ケンシロウとユリアの関係がメインディッシュとすれば、リンの存在がサイドディッシュでしょうか。ケンシロウとシンとラオウの関係も重要ですし、いろんなところに三角関係があって、重厚な物語になっているんだなと感じました。TVドラマと違ってかなり足早に物語が展開していきますが、この世界観は不滅ですね。神谷明さんの「あ、たたたた…」は、やっぱりスゴイ!(笑)

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赤ヒゲ

4.5うまくまとめた

2021年7月23日
スマートフォンから投稿

楽しい

怖い

興奮

自分が北斗の拳にハマったきっかけの作品。原作見た後でもトキがいないのが気になるがタイトル通りラオウと初対決までのストーリーをうまくまとめてたと思う。  シンの扱いやレイの活躍シーンが多かったのも高評価。  演出はグロいけど見応えは十分。 ニックネームがトキだけど1番好きなキャラはレイです。

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トキ

3.5人の出会い方や対戦カードが原作漫画と結構違う劇場版。TVアニメ版総...

2019年8月2日
iPhoneアプリから投稿
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collectible

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